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このページは株式上場について語っています。 |
会社の価値観について考えてみる
企業文化は一万人になっても維持する、ことはできるが、一万人でつくり出す、ことはできないということである。たとえば、数人で始めた会社が1000人以上の企業に成長したとする。その会社が、今ある会社の価値観、つまり、会社のカラーや習慣などをまったく違うものにしようとしたらそれはできない相談だ。
一 人の会社の企業文化を新たにつくることはできない。つまり、企業文化をつくれるぎりぎりの営業スタッフ数が一人ということなのである。だから、一人以下のときにつくられた企業文化は、その後、一人、2000人、何万人もの営業スタッフ数になっても維持できる。私にアドバイスをしてくれた人は、こういう意味で言ってくれたのである。
上場が好きに怒れないこの理由
営業スタッフは、自由でリラックスできる環境でこそ、能力を存分に発揮できる。私はいつもそう思っているから、細かいところにはほとんどこだわらない。いつもスーツで事業などとも言わないし、それで事業が、何事も自由に営業スタッフに任せているつもりだ。
しかしそんな私だからこそ、逆にこだわっていることはいくつかある。そのひとつが上場したり、投資をしたりすることを頑なに拒んでいることだ。その考えは、共産党を中心にした社会主義が崩壊して冷戦時代に幕が引かれたとき、段と強固なものになった。なぜそれが上場拒否につながるのか。それは、どんな社会であれ、点満点の社会はありえないということだ。
こちらが幸せになる社会体制が、あちらにとっては不幸をもたらすということはありうることなのである。まさに、あちら立てればこちらが立たず、なのだ。だから、人間はひとりでも多くの人が幸せになる道を模索している。
もろそうなると、今ある社会体制は脆いもので、資サイト主義もいずれは消滅するなり、形を変えるなりするのではあるまいか。そう考えるのも、私自身が今の資サイト主義に疑問を感じているからだ。社長だから、あるいは社長の息子だから金持ちというのはどうも納得がいかない。株式市場など、私の感覚では公営ギャンブルと何ら変わりがない。